発行日 2016年2月1日
Published Date 2016/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016150829
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90歳女。肝右葉の腫瘍の精査を主訴とした。血液検査でPIVKA-II異常高値、腹部超音波検査で肝右葉S6の腫瘍、腹部造影MRIで肝細胞癌に特徴的な造影所見とnodule in noduleの像を認めたため、肝細胞癌と診断した。高齢者であるため経過観察としたが、経過とともに腫瘍は徐々に縮小し、PIVKA-IIは正常値となった。初診時から3年8ヵ月の腹部CTで腫瘍の自然退縮を確認した。
©Nankodo Co., Ltd., 2016