肝内胆管癌と細胆管細胞癌
診断 細胆管細胞癌の臨床所見と画像診断
小林 聡
1
,
清水 明
,
山田 哲
,
下條 久志
,
宮川 眞一
1信州大学 第一外科
キーワード:
肝細胞癌
,
MRI
,
鑑別診断
,
超音波診断
,
胆管癌
,
胆管腫瘍
,
腹部CT
Keyword:
Bile Duct Neoplasms
,
Diagnosis, Differential
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Ultrasonography
,
Cholangiocarcinoma
pp.1163-1168
発行日 2012年11月1日
Published Date 2012/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013010717
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細胆管細胞癌(CoCC)の画像所見としては、(1)被膜がなく、内部に出血・壊死を伴わないこと、(2)門脈枝や肝静脈枝の腫瘍内貫通所見が認められること、(3)遅延相まで造影効果が遷延することなどがあるが、これらはCoCCに特異的な所見ではないので注意が必要である。硬化型肝細胞癌、胆管細胞癌、混合型肝癌などは、CoCCと類似の画像所見を呈することが多いため鑑別は容易ではないことが多い。
©Nankodo Co., Ltd., 2012