炎症性腸疾患-ファーストタッチから長期マネジメントまで
漢方薬,生薬
鈴木 英雄
1
,
溝上 裕士
1筑波大学附属病院 光学医療診療部
キーワード：
Crohn病
,
炎症性腸疾患
,
漢方薬
,
大腸炎-潰瘍性
,
柴苓湯
,
大建中湯
,
人参湯
,
青黛
Keyword:
Crohn Disease
,
Colitis, Ulcerative
,
Drugs, Chinese Herbal
,
Inflammatory Bowel Diseases
pp.657-659
発行日 2015年10月1日
Published Date 2015/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016019460
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潰瘍性大腸炎には柴苓湯や人参湯,Crohn病には柴苓湯や大建中湯の有効性が報告されているが,5-ASA製剤など既存の治療に補完的に用いられていることが多い.青黛はキツネノマゴ科のリュウキュウアイなどから抽出された生薬で,潰瘍性大腸炎に対して単剤または漢方薬としての有効性が報告されている.炎症性腸疾患に対する漢方薬や生薬の有効性を高いエビデンスレベルで検証した研究はなく,今後の検討課題である.
©Nankodo Co., Ltd., 2015
