炎症性腸疾患-ファーストタッチから長期マネジメントまで 炎症性腸疾患の診断
病型と重症度の判定
小林 拓
1
,
中野 雅
,
齊藤 詠子
,
豊永 貴彦
,
日比 紀文
1北里大学北里研究所病院 炎症性腸疾患先進治療センター
キーワード:
Crohn病
,
炎症性腸疾患
,
大腸炎-潰瘍性
,
胃腸内視鏡法
,
重症度指標
Keyword:
Crohn Disease
,
Colitis, Ulcerative
,
Severity of Illness Index
,
Inflammatory Bowel Diseases
,
Endoscopy, Gastrointestinal
pp.565-568
発行日 2015年10月1日
Published Date 2015/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016019443
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炎症性腸疾患の病型・重症度分類は,病態の把握と最適な治療法の選択のために重要である.潰瘍性大腸炎は,罹患範囲から直腸炎型/左側大腸炎型/全大腸炎型に分類され,重症度からは軽症/中等症/重症/劇症に分類される.Crohn病は,罹患範囲から小腸型/小腸大腸型/大腸型に分類され,重症度からは軽症/中等症/重症に分類される.Crohn病の疾患パターンとして,炎症型,瘻孔形成型,狭窄型に分類され,後2者は腸管合併症のリスクが高いため積極的な治療介入が望まれる.
©Nankodo Co., Ltd., 2015