糖尿病治療 通説への挑戦 進化する科学知識は既存の糖尿病治療学に何を伝えたいのか 運動療法
運動以外の身体活動
東 宏一郎
1
1慶応義塾大学スポーツ医学総合センター
キーワード:
運動活性
,
運動療法
,
エネルギー代謝
,
患者教育
,
糖尿病-2型
,
身体活動量の少ない生活
Keyword:
Diabetes Mellitus, Type 2
,
Energy Metabolism
,
Exercise Therapy
,
Motor Activity
,
Patient Education as Topic
,
Sedentary Lifestyle
pp.583-587
発行日 2015年4月1日
Published Date 2015/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2015158984
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エネルギー消費量を高め,血糖を改善するためには,とくに中高齢者では,運動以外の身体活動にも注目する必要がある.じっと座っている時間(sedentary time)が肥満と関連するため,立位をはじめとした低強度身体活動に置き換える工夫が求められる(Sit less,Stand more).sedentary timeの評価方法の確立と減らすための指導が,レジスタンス運動とともに,糖尿病患者の新たな運動指導としてますます重要になると思われる.
©Nankodo Co., Ltd., 2015