特集 知っておきたい呼吸ケア
非薬物的治療法の考え方 呼吸リハビリテーション
五明 岳展
1
,
加藤 達雄
1国立病院機構長良医療センター 呼吸器内科
キーワード:
運動活性
,
運動療法
,
回復期
,
患者教育
,
気管支拡張症
,
自己管理
,
生活期
,
日常生活活動
,
ターミナルケア
,
運動耐性
,
呼吸理学療法
,
肺炎-間質性
,
肺疾患-慢性閉塞性
,
周術期
Keyword:
Bronchiectasis
,
Motor Activity
,
Activities of Daily Living
,
Convalescence
,
Lung Diseases, Interstitial
,
Exercise Tolerance
,
Patient Education as Topic
,
Exercise Therapy
,
Terminal Care
,
Self Care
,
Perioperative Period
,
Pulmonary Disease, Chronic Obstructive
pp.2219-2223
発行日 2022年7月5日
Published Date 2022/7/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2022237113
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<Key Points>●呼吸リハビリテーションとは、疾患の進行を予防あるいは健康状態を回復・維持するため、医療者と協働的なパートナーシップのもとに、疾患を自身で管理して自立できるように支援をしていくための包括的な介入である。●運動療法において、全身持久力トレーニングは運動耐容能の改善効果が最も大きい。特に下肢による全身持久力トレーニングが推奨される。●セルフマネジメント教育の目的は、患者が疾患に対する理解を深め、維持期および増悪期におけるセルフマネジメントの能力を獲得し、患者と医療者が協働で疾患に取り組む姿勢を向上させることである。●身体活動性はCOPDにおいて運動耐容能よりも生命予後との関係が深く、身体活動性を高めるため、活動的な生活様式を目指す行動変容を導く介入が重要である。
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