糖尿病治療 通説への挑戦 進化する科学知識は既存の糖尿病治療学に何を伝えたいのか 運動療法
運動器障害のある患者の運動療法
佐藤 祐造
1
,
荒川 聡美
,
飯田 裕二
1愛知みずほ大学 大学院人間科学研究科
キーワード:
インスリン抵抗性
,
運動療法
,
エネルギー代謝
,
処方
,
糖尿病-2型
,
リスク
,
レジスタンストレーニング
,
ロコモティブシンドローム
Keyword:
Diabetes Mellitus, Type 2
,
Energy Metabolism
,
Exercise Therapy
,
Insulin Resistance
,
Risk
,
Resistance Training
,
Prescriptions
pp.577-582
発行日 2015年4月1日
Published Date 2015/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2015158983
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適度な食事制限と身体運動の継続的実施は,血糖コントロールを改善させる.また,インスリン抵抗性改善を介し,2型糖尿病の予防,治療に有用である.運動療法は,変形性膝関節症など運動器障害の治療体系において主治療の一つであり,すべての患者が対象となる.運動器障害の運動療法は,筋力訓練(等尺性訓練),関節可動域訓練(入浴下でのストレッチング),および歩行訓練(主として水中ウォーキング)から構成される.散歩などの有酸素運動に加えて,高齢者では筋力トレーニングも併用する.
©Nankodo Co., Ltd., 2015