高齢者のリウマチ・膠原病はこう診る 高齢者で頻度の高いリウマチ・膠原病:診断と治療各論
関節リウマチ
金子 祐子
1
1慶応義塾大学 医学部内科学教室リウマチ内科
キーワード:
Prednisolone
,
易感染性宿主
,
関節リウマチ
,
危険因子
,
肺炎
,
共存疾患
,
抗リウマチ剤
,
年齢因子
,
腎機能障害
Keyword:
Age Factors
,
Arthritis, Rheumatoid
,
Risk Factors
,
Prednisolone
,
Pneumonia
,
Comorbidity
,
Immunocompromised Host
,
Antirheumatic Agents
,
Renal Insufficiency
pp.387-391
発行日 2015年3月1日
Published Date 2015/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2015112949
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
近年,関節リウマチは治療進歩に伴い予後が著明に改善した.関節リウマチの発症年齢が上がっていることが報告されており,長寿化も伴って,高齢の関節リウマチ患者は増加している.高齢者の関節リウマチは,症状が若年者とは異なる特徴があるため診断が困難であり,身体機能や各臓器機能低下から,治療薬による副作用が出やすく副作用の重症化も多いなどの特徴がある.高齢の関節リウマチでは,診断・治療両面で特徴を理解し,注意することが大切である.
©Nankodo Co., Ltd., 2015