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B型肝炎ウイルスマーカーとその臨床的意義 新しいHBs抗原の定量を含めて
田守 昭博
1
1大阪市立大学 大学院医学研究科肝胆膵病態内科学
キーワード:
生物学的マーカー
,
ウイルスDNA
,
IgM
,
遺伝子型
,
肝炎-B型
,
B型肝炎ウイルス
,
B型肝炎表面抗原
,
B型肝炎抗体
Keyword:
DNA, Viral
,
Immunoglobulin M
,
Hepatitis B
,
Hepatitis B Antibodies
,
Hepatitis B Surface Antigens
,
Hepatitis B virus
,
Genotype
,
Biomarkers
pp.685-688
発行日 2014年4月1日
Published Date 2014/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014127389
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B型肝炎ウイルスマーカーを正しく評価することにより,B型肝炎の病態把握および治療方針決定に役立てることができる.HBV DNA定量は短期的な治療効果の評価には有用であるが,長期的な評価やB型肝炎の治癒を判定するにはHBs抗原定量検査が必要である.免疫抑制治療や化学療法時のHBV感染既往例からの再活性化があり,該当する患者ではスクリーニング時にHBs抗原のみではなくHBc抗体やHBs抗体の測定が必要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2014