2025年を見すえた心不全診療ロードマップ 突破口はどこにあるのか 心不全予防に生かす診断ツール
バイオマーカー
桑原 宏一郎
1
,
木村 剛
1京都大学 大学院医学研究科循環器内科学
キーワード:
生物学的マーカー
,
心不全
,
予後
,
Somatostatin Receptors
,
Troponin I
,
Brain Natriuretic Peptide
,
Galectin-3
,
Growth Differentiation Factor 15
,
Pro-Brain Natriuretic Peptide (1-76)
,
Adrenotensin
Keyword:
Heart Failure
,
Prognosis
,
Biomarkers
,
Receptors, Somatostatin
,
Troponin I
,
Natriuretic Peptide, Brain
,
Galectin 3
,
Growth Differentiation Factor 15
,
Adrenotensin
,
Pro-brain Natriuretic Peptide (1-76)
pp.475-478
発行日 2014年3月1日
Published Date 2014/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014113895
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心不全はいまだ予後不良の症候群であり,心不全の診断,予後予測,治療方針決定などに有用なバイオマーカーの探索が強く求められている.現在,脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)あるいはN末端プロ脳性ナトリウム利尿ペプチド(NT-proBNP)が心不全の診断,予後予測に有用なバイオマーカーとしてその意義が確立されている.また心筋トロポニンが心不全における心筋障害のマーカーとして評価されており,そのほかさまざまな因子の心不全バイオマーカーとしての意義が検討されている.
©Nankodo Co., Ltd., 2014