特集 心不全薬物治療の道しるべ
今こそ!心不全の管理を整理しなおす 心不全の経過観察で要注意な所見・気をつけたい検査値
三浦 弘之
1
1国立循環器病研究センター病院 心臓血管内科部門冠疾患科
キーワード:
下腿
,
胸部X線診断
,
頸静脈
,
血液循環
,
呼吸困難
,
静脈不全
,
心エコー図
,
心電図
,
心不全
,
浮腫
,
共存疾患
,
Brain Natriuretic Peptide
,
待機療法
,
肺うっ血
,
Pro-Brain Natriuretic Peptide (1-76)
Keyword:
Blood Circulation
,
Venous Insufficiency
,
Jugular Veins
,
Heart Failure
,
Comorbidity
,
Natriuretic Peptide, Brain
,
Leg
,
Edema
,
Echocardiography
,
Electrocardiography
,
Dyspnea
,
Radiography, Thoracic
,
Watchful Waiting
,
Pro-brain Natriuretic Peptide (1-76)
pp.406-411
発行日 2022年3月5日
Published Date 2022/3/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2022138355
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<Key Points>●心不全において、経過観察すべきポイントは、基礎疾患の悪化の有無・心不全の状態・関連する併存疾患の有無である。●心不全の状態の評価は、うっ血の所見や組織低灌流の所見に注目して行う。●問診や身体所見は重要で、特に発作性夜間呼吸困難や起坐呼吸は心不全増悪を示唆する所見のため、要注意である。●脳性(B型)ナトリウム利尿ペプチド(BNP)は、うまく使えば心不全管理を行う上で参考になる。●心室性不整脈など、注意すべき併存疾患のリスクをコントロールするために、電解質異常などにも気をつけたい。
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