到来 二人に一人脳卒中時代 脳卒中の医療連携・介護・制度
地域において脳卒中にどう対処していくか? 脳卒中の医療連携
橋本 洋一郎
1
,
徳永 誠
,
寺崎 修司
,
山鹿 眞紀夫
,
平田 好文
1熊本市立熊本市民病院 神経内科
キーワード:
リハビリテーション
,
医療記録システム
,
多機関医療協力システム
,
地域社会ネットワーク
,
クリティカルパス
,
脳卒中
,
熊本市
Keyword:
Multi-Institutional Systems
,
Rehabilitation
,
Medical Records Systems, Computerized
,
Critical Pathways
,
Community Networks
,
Stroke
pp.901-905
発行日 2013年5月1日
Published Date 2013/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013173265
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かかりつけ医と専門病院との病診連携(第一世代の医療連携)から疾病ごとの医療連携(第二世代の医療連携)の時代になっている.脳卒中診療では,(1)かかりつけ医,(2)急性期病院,(3)回復期のリハビリテーション(リハ)専門病院,(4)維持期の病院・施設の4つによるシームレスな医療連携,さらに医療と介護の連携が必要である.この連携強化のために地域連携パスが運用され,治療とともにリハの継続が必要である.診療ネットワークの構築や地域連携パスによって脳卒中診療の均てん化を図らなければならない.そのためには急性期病院の水平連携によって地域連携パスを一本化して,地域全体のデータ収集を行う仕組みづくりが必要である.また,そのデータの解析によって改善点をみつけることにより,治療成績の向上が見込まれる.
©Nankodo Co., Ltd., 2013