特集 脳卒中:内科医が知っておくべき最新診療
一次予防と再発予防 一次脳卒中センターと地域医療
橋本 洋一郎
1
,
和田 邦泰
1熊本市立熊本市民病院 脳神経内科
キーワード:
医師の役割
,
患者搬送
,
Tissue Plasminogen Activator
,
遠隔診療
,
多機関医療協力システム
,
地域社会ネットワーク
,
脳卒中
,
保健医療格差
,
家庭医
Keyword:
Community Networks
,
Transportation of Patients
,
Multi-Institutional Systems
,
Remote Consultation
,
Physicians, Family
,
Tissue Plasminogen Activator
,
Physician's Role
,
Stroke
,
Healthcare Disparities
pp.691-698
発行日 2021年5月1日
Published Date 2021/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021216720
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Headline>1 2000年の回復期リハビリテーション病棟と介護保険の開始によって、回復期と維持期の脳卒中診療が大きく変わった。2 rt-PA静注療法や機械的血栓回収療法の有効性が示され、「専門性」と「時間との戦い」の2つの面を両立させる必要があり、脳卒中急性期診療体制の再構築が必要となってきた。3 2019年から日本脳卒中学会により一次脳卒中センターの認定が開始され、脳卒中急性期診療が大きく変貌し始めている。4 脳卒中・循環器病対策基本法の成立により脳卒中診療の均てん化を図る必要があり、地域医療の最前線にいるかかりつけ医の役割も増している。
Copyright© 2021 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.