消化器領域における診断内視鏡-モダリティの進歩とその活用法 診断内視鏡のトピックス
超拡大内視鏡(顕微内視鏡観察)の可能性
丹羽 康正
1
,
宮原 良二
,
後藤 秀実
1愛知県がんセンター中央病院 内視鏡部
キーワード:
Methylene Blue
,
顕微鏡検査法
,
蛍光顕微鏡検査法
,
細胞核
,
消化器疾患
,
腸粘膜
,
内視鏡法
,
共焦点顕微鏡検査法
,
狭帯域光観察
Keyword:
Cell Nucleus
,
Endoscopy
,
Digestive System Diseases
,
Intestinal Mucosa
,
Methylene Blue
,
Microscopy
,
Microscopy, Fluorescence
,
Microscopy, Confocal
,
Narrow Band Imaging
pp.501-503
発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013167599
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超拡大内視鏡(顕微内視鏡観察,microendoscopy)には,エンドサイトスコープ,共焦点レーザー内視鏡がある.観察には粘膜面に内視鏡先端を接触させる必要がある.拡大率は約400~1,000倍である.エンドサイトスコープは光学顕微鏡による細胞内の核の観察が可能であり,共焦点レーザー内視鏡は蛍光顕微鏡で腺管構造と微細血管構造をデジタル画像で明瞭に描出できる.生体内で通常の生検を行わずに画像によって病理診断を行うoptical biopsyとして期待されている.
©Nankodo Co., Ltd., 2013