消化器領域における診断内視鏡-モダリティの進歩とその活用法 前処置,麻酔法の進歩と活用法
下部消化管 苦痛のない大腸内視鏡検査を目指して 前処置,麻酔,そしてスコープその他の新展開
辻 陽介
1
,
大圃 研
,
藤城 光弘
,
松橋 信行
,
小池 和彦
1NTT東日本関東病院 消化器内科
キーワード:
大腸内視鏡法
,
催眠剤と鎮静剤
,
大腸腫瘍
,
鎮痛剤
,
疼痛
,
二酸化炭素
,
麻酔
,
下部消化管
,
Magnesium Citrate
,
Sodium Phosphate
,
苦痛
,
腸洗浄
,
MoviPrep
,
Golytely
Keyword:
Anesthesia
,
Analgesics
,
Carbon Dioxide
,
Colonoscopy
,
Hypnotics and Sedatives
,
Pain
,
Colorectal Neoplasms
,
Lower Gastrointestinal Tract
,
Sodium Phosphate
,
Golytely
,
Magnesium Citrate
,
MoviPrep
pp.427-432
発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013167587
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いまだに「苦しい検査」というイメージの強い大腸内視鏡検査であるが,さまざまな点で改良がなされている.大量の内服を必要とする前処置薬については,受容性が高く,洗浄力も高い薬剤が開発されてきている.検査時のスコープ挿入に伴う疼痛や送気により過伸展した腸管の疼痛についても,適切な鎮静法や炭酸ガス送気の普及により最小限にとどめることができるようになってきた.挿入性に優れた細径スコープが登場し,疼痛の少ない大腸内視鏡検査に大きく寄与すると思われる.
©Nankodo Co., Ltd., 2013