血栓症診療update-新規経口抗凝固薬を加えて広がる世界
《動脈硬化/血栓性疾患と抗血小板療法》古典的な抗血小板薬の代表選手 aspirin
小田 淳
1
1北海道大学 大学院医学研究科環境医学
キーワード:
Aspirin
,
一次予防
,
血栓症
,
出血
,
薬物抵抗性
,
臨床試験
,
EBM
,
治療成績
,
二次予防
Keyword:
Aspirin
,
Clinical Trials as Topic
,
Drug Resistance
,
Hemorrhage
,
Primary Prevention
,
Thrombosis
,
Treatment Outcome
,
Evidence-Based Medicine
,
Secondary Prevention
pp.35-39
発行日 2012年7月1日
Published Date 2012/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012271435
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・aspirinはもっとも早くから用いられてきた抗血小板薬である。・aspirinの薬理を理解することは、その副作用や近年話題のaspirin抵抗性などを理解するうえで重要である。・aspirinの病的血栓症の一次予防に関してはハイリスク集団において、利益があるか否かが現在の検討課題である。・aspirinに関しても、わが国と欧米の臨床試験の結果は著しく異なる場合があり、欧米のデータを安易にわが国に当てはめることは適当とはいえない。
©Nankodo Co., Ltd., 2012