関節リウマチ診療update-これだけは知っておきたい知識とは?
《治療薬のPros & Cons》 ステロイド
田中 廣壽
1
,
吉川 賢忠
,
松宮 遼
1東京大学医科学研究所附属病院 アレルギー免疫科
キーワード:
Glucocorticoids
,
関節リウマチ
,
感染
,
骨粗鬆症
,
Glucocorticoid Receptors
,
消化性潰瘍
,
糖尿病
,
動脈硬化症
,
薬物相互作用
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Arteriosclerosis
,
Diabetes Mellitus
,
Drug Interactions
,
Glucocorticoids
,
Infection
,
Osteoporosis
,
Peptic Ulcer
,
Receptors, Glucocorticoid
pp.601-606
発行日 2012年4月1日
Published Date 2012/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012181570
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・RA診療において、ステロイドは根本的治療薬ではなく副作用も未解決だが、病態によっては代替薬の存在しないキードラッグでもあり、その重要性は失われていない。・ステロイドは(早期の)RAにおいて疾患修飾効果も期待しうるが、基本的には、生物学的製剤などによる積極的抗リウマチ療法が効果を現すまでの橋渡しとして、患者の生活の質を維持するための適応と考える。・可能な限り減量に努め、生物学的製剤との併用時には感染リスク上昇も考慮する。
©Nankodo Co., Ltd., 2012