関節リウマチ診療update-これだけは知っておきたい知識とは?
《診断と病態評価に必要な新たな知識》 関節リウマチの画像診断 関節エコー診断の有用性とは?
谷村 一秀
1
,
北野 明美
,
深江 淳
,
磯部 将人
,
松橋 めぐみ
,
清水 昌人
1北海道内科リウマチ科病院
キーワード:
関節リウマチ
,
超音波診断
,
生物学的製剤
,
治療成績
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Biological Products
,
Ultrasonography
,
Treatment Outcome
pp.577-583
発行日 2012年4月1日
Published Date 2012/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012181566
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・RAは、滑膜の炎症を主座とする自己免疫疾患である。多関節に腫脹や疼痛が生じ、進行すると関節が破壊され日常生活動作(ADL)が制限されてしまう。・したがってRAの診断精度を向上させ、MTXや生物学的製剤などの治療導入を早めることで、関節症状の進行を防止することがもっとも重要となる。・近年、検査画像ツールの一つとして関節エコー法の有用性が示されており、関節滑膜炎や関節腔の拡大、さらに骨皮質の小びらんなどを知ることが可能となった。・また2011年4月に日本リウマチ学会から関節エコー撮像法の標準化が提唱され、またこのツールの普及活動に伴い、多くの施設でも診療に応用されるようになってきている。
©Nankodo Co., Ltd., 2012