肝癌診療の最前線-知っておきたい診断・治療の新情報
発癌・再発予防 C型肝炎と肝癌 発癌リスクとウイルス排除の可能性
坂本 穣
1
,
榎本 信幸
1山梨大学医学部附属病院 肝疾患センター
キーワード:
Interferons
,
肝炎-C型
,
肝硬変
,
肝細胞癌
,
腫瘍再発
,
腫瘍過程
,
リスク
Keyword:
Hepatitis C
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Interferons
,
Liver Cirrhosis
,
Neoplastic Processes
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Risk
pp.420-424
発行日 2012年3月1日
Published Date 2012/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012175477
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・C型肝炎治療の究極の目標は肝発癌抑止であり、このためにはC型肝炎ウイルス(HCV)を排除することが重要である。・インターフェロンには副作用も多く、その適応には、肝発癌リスクすなわち「発癌しやすさ」と「ウイルス排除の可能性」を考慮することが重要であり、これには肝線維化の程度や肝硬度の測定、HCV遺伝子変異や宿主因子の測定が重要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2012