日常診療で診る感染症 この疾患を見落とすな
よく見かける感染症 診断・治療の最新事情 ウイルス肝炎の現状と撲滅への取り組み
酒井 明人
1
,
金子 周一
1金沢大学附属病院 消化器内科
キーワード:
ウイルスDNA
,
Interferons
,
肝炎-B型
,
肝炎-C型
,
肝臓腫瘍
,
保菌者状態
,
診療ガイドライン
,
Entecavir
,
Peginterferon Alfa-2b
Keyword:
Carrier State
,
DNA, Viral
,
Hepatitis B
,
Hepatitis C
,
Interferons
,
Liver Neoplasms
,
Practice Guidelines as Topic
,
Peginterferon Alfa-2b
,
Entecavir
pp.825-829
発行日 2010年11月1日
Published Date 2010/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011021861
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・B型急性肝炎は、慢性化する可能性のあるGenotype Aが本邦で広がっている。・肝炎ウイルス検査を行ったときは、検査を行ったことと、その結果を確実に伝えてほしい。・B型、C型肝炎ウイルスキャリアはともに肝癌ハイリスクグループであることを伝え、自覚症状がなくとも定期的に通院するよう経過観察の重要性を説く。・治療はガイドラインが示されているが、肝進展度の判断・治療必要性など専門医と連携をとることが重要であり、国の診療連携のガイドラインにも示されている。
©Nankodo Co., Ltd., 2010