虚血性心疾患の最近の話題 虚血を見逃さない臨床から分子生物学まで
循環器医に必要なエビデンスとガイドラインの必要性 心筋梗塞の二次予防を例に
名郷 直樹
1
1東京北社会保険病院 臨床研修センター
キーワード:
LDL Cholesterol
,
一次予防
,
横紋筋融解症
,
感度と特異度
,
コホート研究
,
心筋梗塞
,
EBM
,
HMG-CoA Reductase Inhibitors
,
診療ガイドライン
,
治療成績
,
費用と費用分析
,
ランダム化比較試験
,
メタアナリシス
,
二次予防
Keyword:
Costs and Cost Analysis
,
Cholesterol, LDL
,
Myocardial Infarction
,
Primary Prevention
,
Rhabdomyolysis
,
Sensitivity and Specificity
,
Cohort Studies
,
Meta-Analysis as Topic
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Treatment Outcome
,
Practice Guidelines as Topic
,
Evidence-Based Medicine
,
Hydroxymethylglutaryl-CoA Reductase Inhibitors
,
Secondary Prevention
pp.391-395
発行日 2010年9月1日
Published Date 2010/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2010305903
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求めるべきエビデンスは、臨床上の疑問によって異なる。治療/予防の疑問では、ランダム化比較試験、またはそのメタ分析を探す。診断の疑問では感度・特異度を検討した研究を探す。予後の疑問では、コホート研究を探す。副作用の疑問では、症例報告から観察研究まで幅広く検索する。ガイドラインは批判的吟味の対象となる一情報源にすぎない。ガイドラインを読む際、治療効果ばかりでなく、コストや副作用についても詳細に読み込む必要がある。研究する側に立った場合、ランダム化比較試験以外の臨床研究も重要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2010