増加するアレルギー疾患 内科医にとっての最良のアプローチとは
成人喘息への理解と対応 合併病態への対応 妊婦と喘息
佐藤 隆司
1
,
東田 有智
1近畿大学 医学部呼吸器・アレルギー内科
キーワード:
Adrenergic Beta-Agonists
,
喘息
,
妊娠合併症
,
分娩
,
吸入投与
,
Budesonide
Keyword:
Administration, Inhalation
,
Adrenergic beta-Agonists
,
Asthma
,
Labor, Obstetric
,
Pregnancy Complications
,
Budesonide
pp.638-643
発行日 2010年4月1日
Published Date 2010/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2010137785
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適切な治療が継続されていると、妊娠中の増悪の危険性も軽減される。妊婦に対して安全性が完全に確立された薬剤はないが、喘息治療の基本である吸入ステロイド薬をはじめとする喘息治療薬は母体、胎児ともに比較的安全性が高いとされている。妊婦に対する喘息治療薬の安全性を、患者に十分説明・教育することにより、服薬遵守(アドヒアランス)を維持することが重要である。妊娠中の喘息管理に関して、内科医(とくに呼吸器内科医)と産科医の連携が重要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2010