増加するアレルギー疾患 内科医にとっての最良のアプローチとは
成人喘息ガイドライン最新版 どこがどう変わったのか
大田 健
1
1帝京大学 医学部呼吸器・アレルギー内科
キーワード:
喘息
,
吸入投与
,
診療ガイドライン
,
Budesonide
,
Ciclesonide
,
Mometasone
,
Fluticasone-Salmeterol
,
Budesonide-Formoterol
Keyword:
Budesonide, Formoterol Fumarate Drug Combination
,
Fluticasone-Salmeterol Drug Combination
,
Mometasone Furoate
,
Administration, Inhalation
,
Asthma
,
Practice Guidelines as Topic
,
Budesonide
,
Ciclesonide
pp.559-565
発行日 2010年4月1日
Published Date 2010/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2010137770
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最新の喘息ガイドラインJGL2009の内容は以下のようにまとめられる。成人喘息は治癒しないことを前提に、喘息のコントロール良好の維持を目標とする。JGL2009のコントロール良好は、症状のない状態としており、週2回以下とする国際ガイドラインGINA2009よりも厳しい。JGL2009の段階的薬物療法は、治療の強弱を基にした4段階の治療ステップによる。長期管理薬の中心は吸入ステロイドで、全治療ステップで使用が推奨される。無治療で受診している患者では、重症度を判定し、該当する治療ステップを選択する。治療中の患者では、コントロール良好かどうかを判定して治療を調整する。
©Nankodo Co., Ltd., 2010