気管支喘息包囲網-喘息死ゼロへ向けた最後の10年へ
気管支喘息治療中の問題となる点と対策 小児喘息
南部 光彦
1
1天理よろづ相談所病院 小児科
キーワード:
Theophylline
,
自己管理
,
徐放性製剤
,
喘息
,
噴霧器と気化器
,
吸入投与
,
Budesonide
,
静脈内注入
Keyword:
Administration, Inhalation
,
Asthma
,
Delayed-Action Preparations
,
Infusions, Intravenous
,
Nebulizers and Vaporizers
,
Self Care
,
Theophylline
,
Budesonide
pp.451-456
発行日 2011年9月1日
Published Date 2011/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011320544
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●『小児気管支喘息治療・管理ガイドライン』に則って治療・管理を行う。●症状の把握がむずかしく、保護者への指導が大切である。軽微な症状にも注意する。●乳児喘息は、呼気性喘鳴を3エピソード以上繰り返した場合に広義に診断する。●テオフィリン徐放製剤や発作時のアミノフィリン持続点滴の投与は慎重に行う。●吸入機器には長所、短所があり、使い分けが必要である。●ブデソニド吸入懸濁液はジェット式ネブライザーを用いて吸入する。●環境整備が基本である。患児のアレルゲンや気道刺激因子を知り、その対策を立てる。●喘息症状の把握や環境整備、薬物療法の実施など、セルフケアへと導いていく。
©Nankodo Co., Ltd., 2011