内科医が診る不安・抑うつ どこまで診るのか、どこから診ないのか
内科疾患における不安・抑うつの診方 神経疾患
端詰 勝敬
1
,
佐谷 健一郎
,
天野 雄一
1東邦大学 医学部心身医学講座
キーワード:
Parkinson病
,
不安
,
片頭痛
,
Serotonin Uptake Inhibitors
,
脳卒中
,
抑うつ
,
DSM
Keyword:
Anxiety
,
Depression
,
Migraine Disorders
,
Parkinson Disease
,
Serotonin Uptake Inhibitors
,
Stroke
,
Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders
pp.227-230
発行日 2010年2月1日
Published Date 2010/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2010107263
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慢性疾患にうつや不安を伴うことは多いが、神経疾患において精神疾患との関連性はとくに高い。片頭痛をもつ患者は健常者よりも生涯のうちでうつ病に罹患する割合が3~4倍高い。パーキンソン病に随伴する抑うつの頻度は約40%とされている。脳卒中のあとにうつ病症状が認められ、post-stroke depressionと呼ばれる。うつや不安に対する薬物療法では、SSRIやSNRIが中心となる。
©Nankodo Co., Ltd., 2010