心筋症 診断の進歩と治療のブレークスルー2009
心筋症の臨床像、診断のポイント 心筋症を身体所見から診る 外来フォローアップのコツ
品川 弥人
1
1北里大学 医学部循環器内科学
キーワード:
胸部X線診断
,
心筋疾患
,
心電図
,
心不全
,
不整脈
,
病勢悪化
,
外来診療
Keyword:
Ambulatory Care
,
Arrhythmias, Cardiac
,
Electrocardiography
,
Heart Failure
,
Cardiomyopathies
,
Radiography, Thoracic
,
Disease Progression
pp.447-452
発行日 2009年3月1日
Published Date 2009/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2009118823
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心筋症の外来フォローアップの要は、心不全の急性増悪や新たな不整脈の出現を見逃さず、適切な対処で軌道修正を行うことにある。そのための第一歩は、患者自身が病態の変化に気付き、自己管理や早期外来受診を行えるようなインフォームド・コンセントの実践である。身体所見では個々の心筋症における診るべきポイントをおさえ、起こりうる所見の変化に注意を払う。心電図や胸部X線は、単独ではなく安定期との比較が大きな意味をもつ。
©Nankodo Co., Ltd., 2009