悪性リンパ腫診療update in 2008 最新のエビデンスに基づく診断と治療
悪性リンパ腫を極める 各病理組織型に基づく治療法 NK/T細胞リンパ腫
山口 素子
1
1三重大学 大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学
キーワード:
NK細胞
,
腫瘍多剤併用療法
,
腫瘍再発
,
リンパ腫
,
リンパ腫-T細胞性
,
Fluorodeoxyglucose F18
,
陽電子放射型断層撮影
,
CHOP Protocol
Keyword:
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Killer Cells, Natural
,
Lymphoma
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Lymphoma, T-Cell
,
Fluorodeoxyglucose F18
,
Positron-Emission Tomography
,
VAP-cyclo Protocol
pp.322-325
発行日 2008年8月1日
Published Date 2008/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008287688
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節外性NK/T細胞リンパ腫、鼻型(ENKL)とアグレッシブNK細胞白血病は、2008年改訂予定のWHO分類第4版においても、現在の病型名と疾患概念が踏襲される予定である。ENKLでもFDG-PETによる病変評価が有用であり、ENKL独自の予後予測モデルが提唱されている。限局期鼻NK/T細胞リンパ腫では、診断後早期の放射線照射(>46Gy)が治療のポイントである。放射線治療・化学療法同時併用療法、およびetoposideとL-asparaginaseを含む化学療法が新規治療として期待されている。
©Nankodo Co., Ltd., 2008