悪性リンパ腫診療update in 2008 最新のエビデンスに基づく診断と治療
悪性リンパ腫を極める 各病理組織型に基づく治療法 Burkittリンパ腫
和泉 透
1
1栃木県立がんセンター 薬物療法科
キーワード:
Burkittリンパ腫
,
腫瘍多剤併用療法
,
鑑別診断
,
ANAVACYM Protocol
,
IVAC Protocol
,
EPOCH Protocol
Keyword:
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Burkitt Lymphoma
,
Diagnosis, Differential
,
ANAVACYM Protocol
,
EPOCH Protocol
,
IVAC Protocol
pp.318-321
発行日 2008年8月1日
Published Date 2008/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008287687
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Burkittリンパ腫は高悪性度B細胞リンパ腫の一つであり、大部分の国内発症例は、MYC遺伝子の異常を有するがEBウイルスの感染を認めないsporadic typeである。成人発症例は難治性とされていたが、小児例と同様の薬剤強度が高いレジメンに、中枢神経系浸潤予防を併用することにより、予後が劇的に改善した。化学療法の忍容性が低い高齢者などには、rituximabなど新規治療薬の導入が期待されている。
©Nankodo Co., Ltd., 2008