悪性リンパ腫診療update in 2008 最新のエビデンスに基づく診断と治療
悪性リンパ腫を極める 各病理組織型に基づく治療法 末梢性T細胞リンパ腫
油布 祐二
1
,
鵜池 直邦
1国立病院機構九州がんセ 血液内科
キーワード:
自家移植
,
同種移植
,
腫瘍多剤併用療法
,
造血幹細胞移植
,
リンパ腫-末梢性T細胞性
,
新薬開発
,
CHOP Protocol
Keyword:
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Transplantation, Autologous
,
Transplantation, Homologous
,
Lymphoma, T-Cell, Peripheral
,
Hematopoietic Stem Cell Transplantation
,
Drug Discovery
,
VAP-cyclo Protocol
pp.326-329
発行日 2008年8月1日
Published Date 2008/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008287689
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末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)に特異的な化学療法はなく、なおCHOP療法が第一選択である。PTCL初回寛解期での自家造血幹細胞移植(auto-SCT)の意義はまだ不明確であり、予後因子に基づいた検討が必要である。治療感受性のある再発PTCLに対して、auto-SCTを行うことにより治療成績の向上が期待できる。今後、同種造血幹細胞移植や分子標的薬・抗体療法などの新規薬剤による治療に、大きな期待が寄せられている。
©Nankodo Co., Ltd., 2008