心不全予防 その最前線を探る
併発した他臓器障害を考慮した予防的介入を探る 腎不全
宮澤 紀子
1
,
佐藤 博
1東北大学病院 腎・高血圧・内分泌内科
キーワード:
Aldosterone
,
レニン-アンジオテンシン系
,
高血圧
,
心不全
,
貧血
,
腎機能障害
Keyword:
Aldosterone
,
Anemia
,
Heart Failure
,
Hypertension
,
Renin-Angiotensin System
,
Renal Insufficiency
pp.451-454
発行日 2007年3月1日
Published Date 2007/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007177253
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
慢性心不全患者と慢性腎不全患者は、近年増加の一途をたどっている。腎不全患者の多くは心不全を併発する。また心不全患者に腎機能低下を認めることもある。いずれの場合にも、予後が不良であることが知られている。ここでは、腎不全と心不全との関連につき、これらを"cardiorenal syndrome"としてとらえる。また、その特徴や治療のポイントについて、高血圧、貧血、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の障害、Ca・P調節障害の4点を中心に考察する。
©Nankodo Co., Ltd., 2007