内科医のためのパーキンソン病診療
パーキンソン病に伴う非運動障害とその治療 睡眠障害に対するアプローチ
高橋 裕秀
1
1東海大学 神経内科
キーワード:
レストレスレッグス症候群
,
睡眠過剰
,
睡眠障害
,
Parkinson病
,
不眠症
,
パラソムニア
,
レム睡眠行動障害
,
傾眠
Keyword:
Sleep Initiation and Maintenance Disorders
,
Disorders of Excessive Somnolence
,
Parkinson Disease
,
Restless Legs Syndrome
,
Sleep Wake Disorders
,
REM Sleep Behavior Disorder
,
Parasomnias
pp.816-818
発行日 2007年5月1日
Published Date 2007/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007169030
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パーキンソン病では、夜間の睡眠障害と日中の傾眠・過眠が多くみられ、その原因はさまざまである。夜間の睡眠障害の結果として、また抗パーキンソン病薬服用によっても、日中の傾眠・過眠や前兆のない突発性睡眠が出現することがあり、注意が必要である。治療は、その病態ごとに対処法を講じる必要がある。良質の睡眠を確保することは、翌日のパーキンソン病症状が改善すること(sleep benefit)にもつながり、QOLの観点からも重要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2007