特集 日常診療で遭遇する睡眠-覚醒障害
日常診療で遭遇する睡眠-覚醒障害の診断と治療 メンタルヘルスと睡眠問題
水木 慧
1
,
小曽根 基裕
1久留米大学 医学部神経精神医学講座
キーワード:
レストレスレッグス症候群
,
睡眠-覚醒障害
,
精神疾患
,
不眠症
,
睡眠時無呼吸-閉塞性
,
概日リズム睡眠-覚醒障害
,
レム睡眠行動障害
Keyword:
Sleep Apnea, Obstructive
,
REM Sleep Behavior Disorder
,
Mental Disorders
,
Sleep Initiation and Maintenance Disorders
,
Restless Legs Syndrome
,
Sleep Wake Disorders
,
Sleep Disorders, Circadian Rhythm
pp.1633-1637
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021114924
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<Headline>1 日本人の平均睡眠時間は年々減少傾向にある。慢性的な睡眠不足は気分のみならず認知能力、遂行機能、実行能力に影響を及ぼす。2 様々な精神疾患(うつ病、双極性障害、統合失調症、発達障害等)に不眠症や概日リズム障害をはじめとする多様な睡眠障害が併存する。3 睡眠障害の治療では、共通して睡眠衛生指導による生活習慣の是正が求められる。4 精神疾患に併存する睡眠障害は独立した疾患として扱い、原疾患にかかわらず睡眠障害の治療を行うことは、原疾患の良好な経過や予後、再発予防につながる。
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