特集 学童期の神経疾患のファーストタッチから専門診療へ
主要疾患に対する専門診療 一般小児科医が知っておきたいこと 睡眠障害
福水 道郎
1
1昌仁醫修会瀬川記念小児神経学クリニック
キーワード:
ナルコレプシー
,
レストレスレッグス症候群
,
睡眠過剰
,
睡眠-覚醒障害
,
不眠症
,
睡眠時無呼吸-閉塞性
,
概日リズム睡眠-覚醒障害
,
レム睡眠時随伴症
,
夜間遺尿症
,
ノンレム睡眠
Keyword:
Sleep Apnea, Obstructive
,
Sleep Initiation and Maintenance Disorders
,
Narcolepsy
,
Disorders of Excessive Somnolence
,
Restless Legs Syndrome
,
Sleep, Slow-Wave
,
Sleep Wake Disorders
,
Sleep Disorders, Circadian Rhythm
,
REM Sleep Parasomnias
,
Nocturnal Enuresis
pp.115-120
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021085359
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●学童期の睡眠障害は成長発達期に特有のものがある。●学童期での睡眠障害の診断や治療には成人期と同じ診断はでも異なる原因・診断基準・治療方法など成人と異なる判断が必要なものも多い。●睡眠障害にとらわれず、環境整備や家族の指導を含む背景疾患への加療を行うことで睡眠障害が改善することにも留意が必要である。●日常生活指導・認知行動療法を併用するなど成長発達に影響がないよう、適切で必要最低限の薬物治療を行うよう配慮する必要がある。オフラベルの薬物使用をなるべく回避し、体重や年齢を考慮し安全性に留意した薬用量の調整など細心の注意が必要である。
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