メタボリックシンドローム どう診断し、どう対処するか
糖尿病リスクとしてのメタボリックシンドローム
岩崎 知之
1
,
寺内 康夫
1横浜市立大学 内分泌・糖尿病内科
キーワード:
インスリン抵抗性
,
コホート研究
,
絶食
,
糖尿病-2型
,
リスク
,
食後
,
メタボリックシンドローム
,
空腹時血糖値
Keyword:
Diabetes Mellitus, Type 2
,
Fasting
,
Insulin Resistance
,
Risk
,
Cohort Studies
,
Postprandial Period
,
Metabolic Syndrome
pp.12-17
発行日 2007年1月1日
Published Date 2007/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007160108
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メタボリックシンドローム症例では、糖尿病発症のリスクが3~7倍高くなる。メタボリックシンドローム症例の心血管疾患の管理には、空腹時血糖より食後血糖を重視すべきである。メタボリックシンドローム診断基準に、インスリン抵抗性を組み入れるかどうかを検討する必要がある。メタボリックシンドローム症例において、糖尿病の新規発症、大血管障害の発症をエンドポイントに設定した前向き臨床研究を行うことが必要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2007