メタボリックシンドローム どう診断し、どう対処するか
診療室におけるメタボリックシンドロームへのアプローチ
島田 朗
1
1慶応義塾大学 内科
キーワード:
高血糖症
,
X線CT
,
食後
,
メタボリックシンドローム
,
糖代謝
Keyword:
Hyperglycemia
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Postprandial Period
,
Metabolic Syndrome
,
Carbohydrate Metabolism
pp.2-4
発行日 2007年1月1日
Published Date 2007/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007160106
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糖尿病、動脈硬化性疾患のハイリスクグループとして最近大きな問題になっているのが、メタボリックシンドロームである。メタボリックシンドロームの構成因子は、肥満、高血圧、高脂血症、高血糖であるが、その重要性は、それぞれはほんの少しずつの異常値であっても、集積した場合にきわめて大きなリスクとなることである。診療室にメタボリックシンドロームが疑われる患者が受診した際には、指摘された項目がこの中に一つだけであったとしても、メタボリックシンドロームの存在を念頭に置き、他の構成因子についての評価を行い、介入方法を検討することが大切である。
©Nankodo Co., Ltd., 2007