発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006268917
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ある程度大雑把な輸液計画が寛容であるのは,腎機能がおおむね良好の場合に限る.患者高齢化に伴い,糸球体濾過率低下(GFR)が織り込みずみで輸液計画を組む必要に迫られる機会が多くなってきた.GFRは推定式があるので,外来や入院当初はこれを活用するのが無難で,その後蓄尿で評価する.病状が落ち着いても週3日間の平均で評価すると間違いが少ない.輸液治療では,日常的な検査項目を駆使することで電解質のダイナミクスが手に取るようにわかる.輸液を決めていく際に参考となる式を集めてみた
©Nankodo Co., Ltd., 2006