発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006268918
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成人では体重の60%が水分であり,細胞内液40%,間質液15%,血漿5%の割合で分布している.投与された生理食塩水はすべて細胞外液に分布し,5%ブドウ糖は細胞内外に一様に分布する.輸液量は,現在の状態を維持するうえで必要な量と,現時点における欠乏量(もしくは過剰量)を考慮して決定する.輸液製剤に精通し,投与している水分量,電解質,糖濃度を把握しておく必要がある.輸液の目的を明確にし,状態に応じて適宜内容を修正していくことが大事である
©Nankodo Co., Ltd., 2006