発行日 2006年5月1日
Published Date 2006/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006186476
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救急診療における脳出血急性期の診断のためには,神経学的評価と頭部CT撮影を速やかに行うことが重要である.脳出血急性期の一般的な内科的治療法は,呼吸管理,血圧管理(収縮期180mmHg以下,拡張期105mmHg以下を目標に管理),頭蓋内圧降下薬の投与,痙攣発作対策,消化管出血をはじめとする全身性合併症への対策などである.神経学的所見と血腫量がともに中等度の被殻出血,皮質下出血,小脳出血の場合は手術適応を検討し,また,脳室内穿破や急性水頭症に対しては脳室ドレナージを考慮する
©Nankodo Co., Ltd., 2006