発行日 2006年5月1日
Published Date 2006/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006186477
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髄膜炎の症候は成人では発熱,頭痛,項部硬直,嗜眠,Kernig徴候などであるが,小児,老年者では異なる.細菌性髄膜炎の起炎菌は,成人では肺炎球菌が多いが,小児,老年者では異なる.迅速抗原検出法は,抗菌薬をすでに投与されている患者でも有用である.成人の細菌性髄膜炎で菌不明の場合は,cefotaximeとmeropenemを点滴静注する.細菌性髄膜炎では初回抗菌薬投与の15~20分前にdexamethasone 0.15mg/kg/回を静注し,6時間ごとに同じ量を静注するのを2~4日間続ける
©Nankodo Co., Ltd., 2006