発行日 2006年2月1日
Published Date 2006/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006151579
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58歳女.背部痛を主訴とした.血液検査,胸部・腹部CT,Gaシンチグラフィー,骨髄像,肝生検各所見より,intravascular lymphomaと確定診断した.R-THP-COPを4回行ったところ,検査値,全身状態は改善し,正常化した.左肺尖部腫瘤はほぼ消失し,肺野のび漫性の浸潤・スリガラス陰影,脾腫は改善し,骨髄に異常細胞は認めなかった.R-THP-COPは計6回,MCVC療法,末梢血幹細胞移植を行った結果,完全寛解を得て退院した.現在まで再発は認めない.なお,今までに,辺縁整で境界明瞭な比較的大きな腫瘤を肺に認めた症例の報告はない
©Nankodo Co., Ltd., 2006