発行日 2006年3月1日
Published Date 2006/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006131495
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心臓弁膜症診断における画像診断法の優先順位は,まず心臓超音波検査,次に心臓MRI,最後に心臓CTである.多くの場合,超音波検査までで十分である.心臓MRIの侵襲度と弁膜症に関する情報量は,心臓超音波検査と同等である.計測量にきわめて高い精度が要求されるという特別な場合を除き,MRIの限られたマシンタイムは有効利用されるべきである.心臓CTは心臓超音波検査より情報量が少なく,しかも侵襲度が高い.しかしながら,冠動脈樹に関する情報が同時に得られていることの付加的価値は大きい.心臓MRIと心臓CTによる弁逆流量定量性の精度は,きわめて高い
©Nankodo Co., Ltd., 2006