発行日 2006年1月1日
Published Date 2006/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006127525
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
二次性糖尿病は,インスリン抵抗性が主体のステロイド糖尿病や,肝障害による糖尿病があり,これらは空腹時よりも食後高血糖に上昇が著しい.治療はインスリン抵抗性改善薬,あるいは混合型インスリン製剤の投与が基本である.他方,インスリン分泌が障害されている慢性膵炎では,少量の速効型と遅延型インスリン製剤との併用が治療の主体である.しかし,インスリン感受性は非常に高いので,少量のインスリンでもよく低血糖をもたらす.高血糖の治療にステロイドが有効な疾患として自己免疫性膵炎があり,その診断方法を紹介した
©Nankodo Co., Ltd., 2006