発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006016599
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早期胃癌を内視鏡で切除する場合は,癌の範囲を決定することが必要である.一方,最近,癌の浸潤範囲が通常内視鏡で同定不可能な例が増加している.筆者らは最近,ズーム内視鏡を用い胃癌に特徴的な微小血管像を観察する方法を開発し,癌と非癌部の微小血管像の違いにより癌の浸潤範囲を同定し,内視鏡的胃粘膜切除術の術前検査に応用している.本項では,実際の臨床例を呈示し,ズーム内視鏡を用い,いかに癌の術前境界診断を行うかを概説する
©Nankodo Co., Ltd., 2005