発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006016589
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わが国では,大腸癌は増加傾向にある.また,社会の急速な高齢化を迎えているわが国においては,将来,高齢者の大腸癌が増え,重要な意義をもつものと考えられる.高齢者における大腸癌の臨床的特徴としては,まず,右側結腸癌が増加することがあげられる.70歳以上では,大腸癌の40%以上が右側結腸に局在する.早期癌の形態としては,高齢者の右側結腸には,表面型早期癌が多い.高齢者に対しては,右側結腸癌・表面型早期癌を念頭に置いて,大腸内視鏡検査を行うことが重要である
©Nankodo Co., Ltd., 2005