発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006016593
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現在用いられている大腸sm癌における癌浸潤度分類には,相対分類と絶対分類がある.相対分類は粘膜下層を三等分し,表層よりsm1,sm2,sm3と表現される.絶対分類は癌の浸潤度を粘膜筋板から測定する方法で,癌の粘膜下層浸潤度を客観的に評価する方法である.大腸sm癌に対するEMRの根治基準として,浸潤先進部に簇出(budding)や低分化成分がないこと,脈管内に癌浸潤がないこと,さらに,粘膜下浸潤1,000μmまでであればリンパ節転移は少ない.絶対分類による新基準は今後の根治的EMRの指標として汎用される
©Nankodo Co., Ltd., 2005