発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005253146
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びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)などのaggressive lymphomaに対する初回治療の地固め療法としてup frontに行う自家造血幹細胞を併用した大量化学療法の適応はunknownとされているが,IPIで層別化したハイリスク症例を対象とした臨床試験はコンセンサス国際会議でも推奨されている.follicular lymphomaやmantle cell lymphomaなどのindolent lymphomaでは,採取する幹細胞中に存在する微少残存病変(MRD)を除去するために,抗CD20抗体であるrituximabを造血幹細胞を採取する前に投与するin vivo purgingが近年よく用いられている.今後は,DLBCLにおいてもrituximabを用いたin vivo purgingを併用した自家移植の臨床試験を行い,移植前のFDG-PETやPCR法によるMRD検索の意義についても明らかにする必要がある
©Nankodo Co., Ltd., 2005