発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005253138
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悪性リンパ腫患者の診断の一つがstagingといわれる病期の評価である.Ann Arbor classificationに従い,臨床情報,理学的所見,胸部・腹部単純X線写真,CT,ガリウムシンチ,上・下内視鏡,さらに骨髄生検・腰椎穿刺などの検査所見から実施されている.最近ではMTI,PDG-PETなどによりリンパ節病変のみならず骨髄,脾臓病変の診断が容易となった.さらに小腸鏡の導入で全消化管を検索することが可能となった.細胞表面抗原解析や異常遺伝子発現検索も補助診断法として利用されている.今後,治療方法の標準化をするためにはstaging法も標準化することが必要となる
©Nankodo Co., Ltd., 2005