発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005253147
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
悪性リンパ腫に対する同種造血幹細胞移植では自家移植と異なり,移植幹細胞に腫瘍細胞の混入がないだけでなく,移植後の移植片対リンパ腫(graft-versus-lymphoma:GVL)効果が期待できる.同種造血幹細胞移植では再発は少ないものの,移植関連死亡が成績に大きく影響する.aggressiveリンパ腫では同種造血幹細胞移植の有用性は示されていないが,indolentリンパ腫ではその有用性が明らかにされつつある.indolentリンパ腫ではミニ移植により,移植関連死亡率を低下させ,移植成績が向上する可能性が期待されている
©Nankodo Co., Ltd., 2005