発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005253156
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近年,悪性リンパ腫をはじめとするリンパ系腫瘍に対するモノクローナル抗体や小分子物質による分子標的療法の開発が進んでいる.リンパ系腫瘍に対する小分子物質を用いた分子標的療法の標的としては,proteasome,bcl-2,retinoid X receptor,histone deacetylase,cycline dependent kinaseなどがある.多発性骨髄腫に対して高い有効性を示すbortezomibは,マントル細胞リンパ腫などの悪性リンパ腫に対しても高い治療効果を示す.分子標的療法の進歩によって悪性リンパ腫の治療成績が向上することが期待される
©Nankodo Co., Ltd., 2005