発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005251871
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腹膜透析(PD)療法は残腎機能が保たれやすいが,長期間にわたってのPD単独での十分な透析は困難である.ハイブリッド療法=併用療法(complimentary dialysis)は,腹膜透析(PD)から血液透析(HD)への移行にあたり,PDを完全に中止せずに両者のメリットを生かして併用して行うという治療法である.HDからPDへの移行時にも適応となる症例がある.包括的腎機能代行療法の一環として今後の普及が望まれる治療方法である.医療経済的なメリットもあげられる.しかし,その適応や中止基準について未解決な問題も残っており,今後の検討が望まれる
©Nankodo Co., Ltd., 2005